今回「飛鳥アートヴィレッジ」に参加するアーティストは私も含めて五人で、男性3人女性2人という構成。
宿泊先の飛鳥寺研修会館にみんなが揃ったとたん、外ではいきなり雪が舞ってびっくりした。
明日香村では大雪が降ったり積もったりすることはほとんどないそうだけど…
Welcome Snowing!だったのかもしれない。
Welcome Snowing!だったのかもしれない。
今年で三回目となる明日香村主催のこのアート・プロジェクトは、今回は初の「屋外のインスタレーション限定」という条件で開催される。
アーティストは10日間ここに滞在してリサーチと制作をしたのち、3月に改めて作品設営と展覧会を行なう。滞在中は壁画修復見学や作家さんによるエクスカーション、民泊体験、地元交流などプログラムが盛りだくさんでどこまで制作に向かえるかと少し不安も感じるけど、めちゃくちゃ濃い内容になりそう!
明日香村の森川村長がご挨拶され開会式。
自己紹介のあとは村長自らが近くをまわりながら「飛鳥大字」のお話をしてくださった。歴史に疎い私でも大変わかりやすく、明日香村の風景の眺め方が一気に変化していった。
自己紹介のあとは村長自らが近くをまわりながら「飛鳥大字」のお話をしてくださった。歴史に疎い私でも大変わかりやすく、明日香村の風景の眺め方が一気に変化していった。
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1月18日、滞在2日目は終日自由行動。
滞在中は「MICHIMO/ミチモ」という超小型電動カーを借りられるのだが、まずは歩いて周辺をリサーチしようとカメラを持って出かけた。
昨日の森川村長のお話から、屋根瓦が気になって仕方がない。
当時板葺きの屋根がほとんどだった飛鳥は、596年推古天皇が飛鳥寺を建てる時に初めて瓦を使ったとされている。今は村の景観を保つために民家も公共の施設も全て瓦葺きにしているという徹底ぶり。それぞれの家屋にこだわりが見えて興味深かった。
この衝撃的なデザインの瓦は飛鳥寺のもの(当時の瓦ではないと思うが・・・) |
さて、今回の私のレジデンス・テーマは「あそび」。
日本古代の礎を築いたこの地で、のんびりと遊んでみたい。
ご存知のとおり、飛鳥は遺跡、神社仏閣、古墳の宝庫(?)で、いくら歴史に疎い私でもそれを意識せずにはいられない場所だ。
仏教伝来目的できっちり建てられた建造物もあれば、「何でつくられたのか理由は定かではない」とされる謎の遺跡もたくさんある。
飛鳥人、たぶんモノづくりが好きだったんじゃないかな~
ものすごい個人的かつ安易な見解だけど(笑)、そんな気がする。
☆飛鳥アートヴィレッジ概要はコチラ→http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2014/index.html
☆滞在中のレポートはこのブログです。
その他の栗原亜也子のつぶやきは「kinkyo」blogにて。http://blog.livedoor.jp/
☆栗原亜也子web site→http://ayako-kurihara.tumblr.com