2011年2月1日

光に透ける絵の具たち



東向きに窓がある私のアトリエは、午前中に一番多く光が差し込みます。


たまに泊まりがけで制作(あるいは飲み会)すると、朝あまりの眩しさに目が覚めてしまいます。
床に反射した光がホコリすらもキラキラと美しくみせるのでしばし見とれてしまう時もあるほど。



作品「H氏との対話」で私がオセロのペイントをおこなうのは大抵午前中のことが多いのですが、窓からの強い光線で不透明色の絵の具ですら透過してみえます。
ゲームが進みターコイズブルーと桜色が幾重にも重なっている箇所は肉眼でみればわかっても、写真に撮るとどちらの色が上なのかよく見えない状態です。



ちなみに絵の具はゴムスタンプを使ってアクリル板にペタン!と押しつけています。
絵の具がべたっとついてスタンプが離れるときに独特のテクスチュアーが表面に残るので、これがまた光に透けて実に不可思議な質感になってます。