2015年3月1日

ふたたびの明日香。 ~「彼方(かなた)のうつわ」 ~

明日香、ふたたび。


飛鳥アートヴィレッジ展覧会「彼方(かなた)のうつわ」に出品する作品を現地制作するために、昨日から明日香村にきている。
今回は作品材料と5歳児を載せてクルマでヨコハマから奈良へ。私にとっては結構なロングドライブだったので無事ついてひとまずホッとした~。


1月に参加した明日香村のレジデンス・プログラムから約ひと月。あっという間に意識が日々のルーティンへと引き戻されてしまっていたことに危機感を感じていて、出発前はかなりあせっていたのだけど、高速を降り橿原市を抜けて明日香エリアに入った途端

「あ、なんかだいじょぶかも…」

と、根拠のない安心感に包まれた。やっぱりこの地には不思議なエネルギーを感じるなあ。


最初の2日間の宿泊先は、レジデンスプログラムの民泊でお世話になったお宅。
暖かい歓迎を受けて旅疲れはすっかり癒された♡

「あすかルビー」がキラキラと輝く。みずみずしい美味しさ。

地面にかかれた「明日香村へようこそ★」のウェルカムメッセージ!
民泊した家のお嬢さんたちの優しさにホロリ。


私のヒト型も取ってもらいました。クリハラ参上!

阿部山の夕景。




さて、そんな中でも作品の準備は着々と進めていかなければならない。


今回のわたしの作品テーマは「明日香であそぶ古代のかみさまとこどもたち」。

芝生広場の広い空間で、昔から飛鳥地方を守るかみさま(姿は見えない)と現代の子供達が一緒になって遊ぶ、という設定で、制作期間中に明日香村の小学生達と私が共同でオセロゲームを引用した作品制作(ワークショップ形式)をおこなうのだ。


ワークショップに向けて今日は木材の着色作業中。
雨が煙る飛鳥の山々を眺めながらひとり、黙々としっくいを練っている時間は静かに愉しく、3月のいちばん最初の日をおだやかに迎えている。


森林組合さんにお願いして加工していただいた明日香村間伐材の輪切り。全部あわせると276枚。

まるでケーキのよう! 塗っているホイップクリーム、じゃなかった白い塗料は「大和しっくい」。

木材の資材置き場をお借りして作業中。




☆飛鳥アートヴィレッジ概要はコチラ→http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2014/index.html

☆滞在中のレポートはこのブログです。
その他の栗原亜也子のつぶやきは「kinkyo」blogにて。http://blog.livedoor.jp/

☆栗原亜也子web site→http://ayako-kurihara.tumblr.com