2013年6月26日

いま、ゴヤンにいます。~3日間のパフォーマンス編~

さて栗原亜也子、ゴヤン市の美術館でペインティング・パフォーマンス中です。
 
 






 
 
6月14日から16日までの3日間、ゴヤン市のアラム美術館で開催中の展覧会「Heritage600=Tomorrow600」にて、
ペイティング・パフォーマンスを行いました。
”パフォーマンス”といっても私の場合、びっくりするようなアクションもなければ面白おかしい動作もない、実に淡々とオセロ・ペインティングをしているだけであって、いつが始まりでいつが終わりなのかもわからない状態のエンターテイメント性もサービス精神のかけらもないような行為をそう呼んでいます。
 
でも、「公開制作」とはちょっと違うんです。
 
 
今回は、美術館に来場した方にも自由にペインティングに参加できるスタイルをとりました。
2色のスタンプを使ってゴヤン市の人達に絵の具を塗り重ねてもらいます。
題して「Conversation with YOU "Goyang"」。
 

 
 
初日の土曜日は大勢の小学生や中学生が美術館に来場していまして、私のやっていることに興味津々、こちらが「どうぞ」と声をかける前に彼らから「やりたい」と言って挑戦してくれたのにはびっくり。韓国の子は積極的ですね。素晴らしい。
 
作品の前で写真を撮ったり、私に代わって子供が自分のお母さんに作品の説明をしてくれたりと、すごく興味をもっているようでした。
私のほうは韓国語も英語もろくにできないありさま。身振り手振りでオセロゲームの説明をしましたが、もともとルールが簡単なので(←ここがポイントなんです)みんなすぐに理解できるみたいです。
アクリル絵の具をスタンプにつけ、壁にはった布地の上にペタペタとスタンピングしてくれました。
 
でも、「ワークショップ」とは違うんです。
 
 
わたしがこの行為を「パフォーマンス」と名付けているのは、栗原がペインティングをしている空間に誰かがふと訪れる、というごく小さなハプニングをまるで劇中の一部のようにとらえているからです。
たとえ直接的なコミュニケーションがなくとも、自意識を刺激するもの-例えば通りがかる人の視線や、近くに置いたウェブカメラ、時々セルフ・シャッターを切るスチールカメラの存在すらも-によって私の次なる行動が決定され、全体の風景とともに変化していく様子を公開することをパフォーマンスと位置づけています。
 
 
 
今回は展覧会初日レセプションの賑わいから日曜日の美術館の静けさ(!)まで、刻々と変化する場の空気を感じ取った充実のパフォーマンス3DAYSでした。
 
 
 
 
 
 
 
 

”2013高陽600周年記念企画展 「heritage 600 = tomorrow 600 〈明るい未来〉」展”

展覧会: 2013高陽600周年記念企画展 「heritage 600 = tomorrow 600 〈明るい未来〉」展

会期:2013年6月15日(土)~2013年8月25日(日) 10:00-18:00 月曜日休館

会場:高陽アラムヌリ アラム美術館 http://www.artgy.or.kr/aram/artgallery.aspx
アクセス:http://www.artgy.or.kr/Foreign/english/aram/map.html

主催:高陽文化財団 後援:高陽市

企画・総合ディレクター:Lee Dong-Jae