2015年5月4日

明日香で遊ぶ。 かみさまとこどもたち。

飛鳥を初めて訪れた数年前、そして今回のアートヴィレッジでのレジデンス。
どちらの滞在でも感じた私の素直な驚きと感動、


「日本史の登場人物の拠点があっちにも、こっちにも !!」

「万葉集でうたわれている場所、今リアルに見てる !!」



学校の授業で半分居眠りしながら聞いていたあの単語がこうも出揃っている飛鳥。
歴史的な重みをもった村で生まれ育つ現代の子供たちは、どんな思いでいるのだろう・・・。

・・・なんてね。そんなナンセンスな問いに答える子供はほとんどいないのではないだろうか。彼らは遊ぶのに忙しい。




どのような場所でも子供は遊ぶ。
遺跡が埋まっているかもしれない田んぼのあぜ道や古墳の丘、古いお寺の跡や川沿いの道。

家の裏の路地に石やチョークで絵を描き、空き地でボールを蹴り、ビルの谷間でもひたすら駆け回る。

もしそこが戦禍の地や難民キャンプだとしても、子供は遊びを見つけ出すかもしれない。



さんざん遊んで大人になった時に、ああ自分が遊んでいたフィールドはこんな場所だったのだと思い出し、理解するのだろう。



明日香小の学童クラブのこどもたちと楽しんだ「つみきオセロ」。