撮影:大野隆介 |
子どもから大人まで、さまざまな人が「ドロッピング・オセロ・アート」に挑戦!
高架下で拾った砂利とプラスティックの破片、アクリルビーズ、ラメパウダーを木工用ボンドに混ぜて作った「白と黒」の絵の具をスプーンですくって落とす、「ドロッピング技法」でオセロゲームのルールに沿って2色のえのぐを上へと重ねていきます。
簡単な方法ではありますが人によってドロッピングの仕方はさまざま。
不思議なえのぐの感触を楽しみながらみなさん、思い思いのタッチとフォームでペインティングしてくださいました。
会場となる高架下を大岡川から見た風景。 |
9月から着工し、柱や地面を保護するための展示壁と床が用意されました。 ここで私を含む3組のアーティストが作品を展示します。 連続するアーチの曲線フォルムが美しい空間。 |
これはスタジオでの準備風景。 ホログラムテープを裏面に貼り付け オセロゲームの為のグリッドを制作しています。 |
蛍光イエローのカッティングシートを敷いた状態。 株式会社中川ケミカル様よりご提供いただきました! |
塩ビ板の周囲にラワン材をひいて、 作品を鑑賞するための足場を制作してもらいました。 |
90㎝角の大きな塩ビ板を9枚組んで、2.7メートルのスクエアの鏡面を設置。 ここで「オセロ・ペインティング」を展開します。 |
設置場所をステージにして踊るムスメ。 私の場合は子連れ作業もしょっちゅうあるので、 その苦労と面白さも日々体感中です。 |
2009年6-7月の滞在制作。妊婦姿! |
栗原亜也子 個展 Mind Games
Ayako Kurihara Solo Exhibition: Mind Games
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〒602-0896 京都府京都市上京区上御霊竪町494-1
ギャラリーへの地図はこのページの一番下を参照ください。
会期:2015年10月3日~11月28日(会期中金・土曜日のみオープン)
時間:12:00~20:00
オープニングレセプション:2015年10月3日(土) 17:00~
11月27日の夜と28日には在廊予定です。
展覧会詳細はコチラ ➡http://www.hrdfineart.com/exb-kurihara15.html
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展覧会概要 ※HRD FINE ART ウェブサイトより引用 HRDファインアートでは、今秋、横浜在住の美術作家・栗原亜也子の個展を開催いたします。 京都 では2度目の個展開催となります。 愛知県立芸術大学の油画科を卒業して以降、栗原は絵画の枠に捉われることなく、自由な発想と実 験的な精神を基盤とし、写真やインスタレーション、パフォーマンスなどジャンルの境界を行き来し ながら幅広く発表を続けてきました。近年では、日本国内はもとより、韓国などにおいても規模の大 きな屋外インスタレーションのプロジェクトに取り組むなど、その活動の幅と奥行きはますます拡大 しています。 本展は、「Mind Games」と題して栗原が継続して取り組んでいるシリーズにスポットライトを当て た展示となります。「Mind Games」は、いわゆるオセロゲームのルールに則して、グリッドの中にス タンピングの要領で2つの色を交互に積み重ねていくことによって画面が構築されます。作家以外の誰 かとの対戦という形式をとることもあれば、作家自身が二役をこなしながら一人遊びのようにゲーム /スタンピングを進行させていく場合もあります。このシリーズの着想は、自己表現という観念が常 につきまとい、また始まりと終わりを恣意的に設定しなければならない絵画という形式に疑問を抱い たことが出発点となっています。考えてみれば、絵画とはすべからく何らかのルールに基づいて制作 されているものであり、栗原の「Mind Games」はそのルール性を極端なかたちで、そしてあるユーモ アを込めて提示しているとも言えるでしょう。 ソーシャルネットワークを介したオセロの対戦をベースに、リアルとバーチャルの境界を曖昧にぼ かすような作品や、朝鮮半島の非武装地帯で開催された屋外展でのインスタレーションを再構成した 作品など、多角的な「Mind Games」のシリーズを通じて、絵画・抽象絵画とは何か、絵画制作とは何 かという問いにひとつの糸口を提示する展示となります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |